保守的というか・・・。

福岡で昼から1件営業。
大手システム会社さん撤退による乗り換え案件なので、当の大手担当さんと同行してのデモとヒアリング。
入れ替え導入はまだ先なので、如何に操作性の違うシステムを納得してもらうかが争点であり、事前に聞き取り調査していた内容も無理難題、風呂敷を広げたような注文が多かったので、こちらの提案も一度同じ大きさの風呂敷を広げておいて、一緒になって包み込んで畳み込んで最終的に最初のシンプルな移行案に戻していくという方法をとったのですが、コレが同行した担当さんを困らせたらしく、営業後の解散間際、「私共の移行プラン以外の提案をされては困るんです」と言われてしまいました(笑。
ああ、この人は営業内容を聞いてなかったなぁ(もしくは誘導意図を理解できていなかった)、と思った瞬間です。
相手が風呂敷を広げているのに、コチラが「これ以上は出来ません」と範囲を限定してしまえば、将来的にも窮屈な内容になっていくのは営業だったら容易に想像できます。
ならば相手の要望を一旦受け入れた上で、移行プランに添う形にソフトランディングさせればよいわけです。
「・・・では言いますが、結論として移行プランに落ち着いたでしょ?」
「最終的には無茶な設定希望もなくなってたでしょ」と説明すると、「・・・・あ、そうですね」と気づいたようでした。
(しかし、なんで“自分の営業意図”を大手他社の、しかも明らかに自分より年上の、どうみても事なかれ主義的な営業マンに笑顔で噛み砕いて説明しなきゃならないの!?、と首かしげながら博多行地下鉄に乗ってましたw)
“聞かれないことは言わない・面倒くさい提案は黙っておく”
この営業姿勢が一番嫌いです。
最終的に誰も得しないし、結果後の処理が増える場合が往々にしてありますからね。
おまけ
家に帰ってきてからも書斎の仕事用PC2台と個人PC1台フル稼働でしたw。